バッカルファット除去

頬の脂肪には、皮膚の比較的浅い層にある皮下脂肪とそれよりも深い層にある脂肪の2種類あります。バッカルファットは、後者の深い層にある脂肪のことです。

皮膚の比較的浅い層にある皮下脂肪は、脂肪溶解注射や痩身機器でも除去の効果が得やすいですが、より深い層にあるバッカルファットには効果が出にくいことがあります。

そのため、このバッカルファットを除去する場合、一番効果的な手段として考えられているのが口腔内をほんの少し（数ミリ～1センチ程度）だけ切開し除去する方法です。
脂肪吸引と比べ顔の表面に傷跡が残らず、腫れも引きやすいので日常生活に支障をきたしにくいというのが特徴です。

バッカルファットが老けて見える原因かも！

バッカルファットは年齢を重ねるほどに位置が変わり、どんどん顔の下に下がってきます。

バッカルファットが年齢と共に下垂することで、ほうれい線・マリオネットライン・ゴルゴラインといった頬全体のしわやたるみの原因になり、実年齢よりも老けて見られることがあります。

たるみが本格的に現れる前の段階（30代～40代前半くらい）でバッカルファットを除去しておくことで、小顔作用が得られる他、このようなたるみの予防が期待できるため、当院の患者様の中でも比較的お若いうちに、たるみ予防の目的でこのバッカルファットを除去する方もいらっしゃいます。

バッカルファットの除去は、顔の表面に傷が残らないよう口腔内より除去いたします。

口腔内を数mm～1cmほど切開し、そこからバッカルファットを引き出し、適量を取り除きます。
切開幅が小さいため、体への負担も少なく術後翌日より日常生活に戻っていただくことが可能です。痛みに関しては、麻酔を使用した上で施術を行いますので、術中の痛みはほとんどありません。

脂肪溶解注射や痩身機器による施術を受けても効果があまり感じられず、脂肪吸引をする程のダウンタイムが取れない方におすすめの小顔・たるみ改善施術となります。